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妃 英理(きさき えり)は、『名探偵コナン』に登場する人物。アニメでの声優は高島雅羅、ドラマ版での俳優は大塚寧々

人物 編集

毛利小五郎の別居中の妻で、毛利蘭の母親。「妃法律事務所」を経営している弁護士。法廷での無敗記録を更新中の敏腕弁護士で、「法曹界の女王(クイーン)」という異名を取る。誕生日は10月10日[1][2]。年齢は38歳。帝丹高校出身。愛車は、ミニクーパー。

高校1年生の時には、東都大学の入学試験を満点で通過してハーバード大学への留学を薦められるなど、極めて頭脳明晰である。また、推理力も優れており、コナンのアドバイスで事件を解決することもある[3]。運動神経もそこそこあり、小五郎からは一本背負いを教わっている[4]

小五郎とは幼馴染みで、大学生の時に結婚し家庭を築くが、7年後に別居する[5]。別居以前は、小五郎が出かけるときはネクタイを直してあげるほど夫婦仲は円満だったようである。現在は旧姓の「妃」を名乗っているが、小五郎とはあくまでも別居中の関係であり離婚したわけではないので、戸籍名は「毛利 英理」である[6]。小五郎とはたまにお互い会っても悪口を言い合い、基本的に意地を張っているが、小五郎のことを内心想っており、小五郎から助けを求められたりすると仕事があってもなんとか助けようとすることがある。結婚指輪は着けていることについて、本人は「うっとうしい男を近づけないための虫よけ」と言っている[7]。また、OVAでは彼の身体を気遣う行動も見られたり、結婚記念日にはネクタイを贈ろうとしたり(未遂に終わったが)、最近では初デートの衣装を着て小五郎に会いにいこうとしたりしている[8]。小五郎が殺人容疑者にされ小五郎が犯人だという結論が出た際は、普段の姿からは考えられないくらいに取り乱したこともあった。また劇場版『瞳の中の暗殺者』において一人娘の蘭の記憶が喪失した際も小五郎と共に蘭のケアを懸命に行うなど家族を大事にしている部分も多く見られる。

蘭に、「幼馴染みと探偵には、気をつけなさい[9]。」と言っている。コナン(新一)にとっては、幼少の頃に蘭と共に厳しく叱られた記憶も相まって苦手な存在であり、そのためか、初登場の際、コナンは英理の顔を完全に忘れていた[10]。一方で英理は、コナンの正体が新一であることこそ知らないものの、コナンとしての初対面時から普通の子供でないことは見抜いていて、推理力と知識量を高く評価し、事件に遭遇した際もコナンと一緒に事件を推理したり情報を提供したりもする。考えをまとめる時は音楽を聴く癖がある。

編み物が得意であるが、料理は極めて下手[11]。原作では小五郎が「特徴的な味」、「一風変わった味」と言った曖昧な表現をしている。

美人でなおかつ頭脳派という事もあってライバルも多く、高校生時代には工藤有希子とミスコン対決を繰り広げた。またアニメオリジナルストーリーでは、「検察のマドンナ」と評される九条玲子という検察官と法廷の戦いを繰り広げている。ただし有希子とは張り合うことはあるものの、仲は非常に良好である[12]。また九条とは現在までに3回戦い、いずれも勝利し無敗の記録を更新した[13]

ドラマ第3作目では嘘をつかれると左目が痒くなる職業病を患っているが、連続ドラマ版では嘘をついている人物が近くにいるにもかかわらず、その症状は見られない。なお、ドラマ版では新一はコナンになる100日前に英理といっしょに旅行に出かけてたり、その前後に裁判所で普通に彼女に会うなど、原作の設定に矛盾が生じてしまう(100日+αで幼馴染の母親の顔を完全に忘れるとは考えづらい)ため、原作やアニメとは異なるパラレルワールドであると思われる[14]

補足 編集

  • 名前の由来は、「エラリー・クイーン」から。
  • 劇場版では『名探偵コナン 14番目の標的』・『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』・『名探偵コナン 銀翼の奇術師』・『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』に登場。
  • 好物はジゴバのチョコレートで、過去に小五郎からプレゼントされたのが印象に残っている[15]
  • 民法・刑法を暗唱できる。
  • 猫を飼っている。名前は「ゴロ」。名前の由来は「ゴロゴロしている」からと英理本人は言っているが「小五郎のゴロ」からと思われている。実際は謎である。最初に飼っていたスノーシューは老齢で亡くなったため、現在飼っているのはロシアンブルーだが、2匹とも名前は同じ。なお、劇場版『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』で声を当てた「青山カイト」は作者の飼い猫の名である[16]
  • 毛利蘭と毛利小五郎と別性で別居であるために、小五郎と妻と思われない場合がある。有希子には小五郎と離婚したと誤解され、横溝には姓が違う事を指摘された。伊豆旅行で小五郎が自分のファンだという女子大生二人を連れて自分の家族を紹介した際に、英理は「元妻の英理です。」と皮肉を言った[17]
  • 原作・アニメでも髪の色は茶色だが、2003年から作画担当が変化したためか、2003年のアニメの「似た者プリンセス」から2007年の「法廷の対決III 目撃者は検察官」まで髪の色が黒色である。
  • 海外版での名前はEva Kadan

脚注 編集

  1. 小五郎は体育の日と覚えていたため、ハッピーマンデー制度で体育の日が変更した際は日にちを間違えてプレゼントを渡していた。
  2. 現在のところコナン(新一)以外で誕生日が判明しているのは英理だけである(娘である蘭の誕生日は英理のものよりだいぶ先である)。
  3. 劇場版「銀翼の奇術師」では、コナンに眠らされて事件を解決したこともある。
  4. 本人は、小五郎のお陰で得たものは「娘である蘭と一本背負いぐらい」と語る
  5. 『名探偵コナンの推理ミス』では「幼い蘭を見捨てた母」と書かれているが、現在でも蘭と一緒に買い物に出かけるなど、決して「見捨てた」わけではない。
  6. 作中では、プロ野球チームジャガーズのファンの英理の為に、小五郎がジャガーズの能勢利三投手(声 - 石井康嗣)から“毛利英理さんへ”と書かれたサインボールを貰っている。他にも自分の飼い猫の事を獣医に相談した時に毛利姓を名乗っている。
  7. しかし一度、砂浜で結婚指輪を無くしてしまったことがある。本人は「わざと外して、小五郎が気付くかどうか試す」と言い張り、気付く素振りのない小五郎に愛想を尽かしかけたが、実は密かに見つけ出してくれていたことを知り、小五郎のことを見直すようになる。だが、結局女好きな性格にはあきれ、また元通りになってしまった。
  8. この際、小五郎も初デートの衣装に身を包んでいた。
  9. 自身の経験と蘭の交友状況から、それぞれ小五郎と新一の事を指している。ただし、小説版「工藤新一への挑戦状」では蘭が新一と将来結ばれることを望んでいる描写もある。
  10. 現在のところ、原作とアニメでは別居後からコナンになるまでの間に新一と英理が会ったというエピソードはないが、ドラマと小説では裁判所でも会っており、設定に矛盾が生じている。
  11. 劇場版『14番目の標的』では、怪我の痛みを堪えて心をこめて作った料理を小五郎に食べさせたところ、あまりの不味さに怒った小五郎に「こんなもん作るくらいならさっさと寝てろ!」と酷評された(英理の体を気づかって言ったとも思われる)ことが、彼女の怒りに火をつけ、その大喧嘩が別居の一因になったと語られている。劇場版『瞳の中の暗殺者』では、蘭に代わってビーフシチューを作ろうとしたところ、コナンは顔を真っ青にし、小五郎は「麻雀の約束がある」と言って逃亡しようとしたエピソードがある。ドラマ第3作目では新一はもちろん蘭も嫌がり、共に「スタイルが気になっている」を口実に食べるのを断っていた。
  12. 『名探偵コナンダイジェストブック』では、「親友」と書かれている。また、単行本40巻、41巻収録の「似た者プリンセス」での2人のやり取りからも、仲が良好であることが伺える。
  13. この法廷の戦いは、九条が無敗の記録を更新し続ける英理にストップを掛けようとした事が始まりである。
  14. 小説版「工藤新一への挑戦状シリーズ」のキャラデザと挿絵は、原作とアニメ設定であるが、同様の矛盾が生じている。
  15. しかし劇場版『14番目の標的』ではこのことが仇となり、毒殺されかけている。
  16. 最初はコナンと名付けようとしたが、作者の当時の夫人であった高山みなみが「コナンは私」と言ったため、『まじっく快斗』の主人公(黒羽快斗)から命名したとのこと。
  17. 「スキューバダイビング殺人事件」

関連項目 編集

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